昔、20ヶ国語ぺらぺらの人は? (外国語板

 先日、『20ヵ国語ペラペラ』(種田輝豊 ちくま文庫)という本を買った。古い本なので、書かれている学習法に目新しさはない。もはや現実的ではないものもある。そのため、実用書としては役に立たない。だが、教材が乏しい中で多言語を習得した人の自伝としては充分楽しめた。途中まで読もうと思って手に取ったら、いつの間にか読み終えていたほどだ。
 今回まとめるスレッドは、その『20ヵ国語ペラペラ』を題材にしたものである。

1 :名無しさん@1周年:01/08/27 00:38 ID:bk0zLqrg
昔、20年暗い前、種田??さんだったと思うのですが、20ヶ国ぺらぺら
という本だったと思うのですが、本を出していられたと思います。
あと、リンガフォンの推奨とか広告にでてたり・・・・。
今は如何しているのでしょうか?
私もああなりたいと思いつつ、なれませんでしたけれど。

 この本が刊行されたのは1969年。改訂版でも1973年。2001年から数えても、「20年くらい前」ではなく「30年くらい前」だ。
4 :20ヶ国語薄っペラペラ:01/08/28 04:53 ID:S/KFUrTc
種田輝豊さんですね。
私は彼とは直接面識が有りませんが、息子のヒロシくんに似ているとよくからかわれました。
『20ヶ国語ペラペラ』持っていますよ。
「うるし塗り勉強法」とか、面白いことかいてある本ですね。
でも、彼をよく知り、語学にも堪能なかたに言わせると、
「挨拶プラス少々の会話ができるだけでペラペラと言うのはおかしい」
だとか。本当に使いこなせる言語はいくつなんでしょう。

ちなみに、飛び級を何度もやった天才児の(おっと、もう三十過ぎでした)
ヒロシくんと一緒に、南米に住んでいるはずです。


186 :あっちゃん:2006/05/06(土) 19:44:11
種田輝豊「20ヵ国語ぺらぺら」 ななな、なつかしい。中高校生の当時、ほとんど暗記
するくらい読みふけったっけ。種田さん、今どこでどうしていらっしゃるのか。ご存知
の方がいたら教えてくれませんか。NYに移住したとどこかで聞いたような記憶が。

 著者は、1981年からサンディエゴで通訳・翻訳の仕事をおこない、2017年に死去している[1]。南米でもニューヨークでもない。

 だが、どこかで間違った情報を仕入れてしまったとはいえ、4や186は『20ヵ国語ペラペラ』を読んだことがあるようだ。
 一方、本を読まずに利いた風なことを抜かしている人も少なくない。

17 :名無しさん@1周年:01/09/15 21:21
二十ヶ国語話せても
無内容ならねぇ・・・・

 内容など、必要になれば後からついてくる。
 そもそも、著者は通訳・翻訳の仕事をしていたのだから、内容はクライアントが持ってくる。

313 :何語で名無しますか?:2009/05/07(木) 22:38:07
そんなに語学ばかりマスターしても意味ないし使いみちないと思う。
英語プラス アジアの一言語(北京語、韓国語etc)を
確実に身につけて、あとは技術(手に職)をつけるのが
最強なんじゃないかな?

 著者は通訳・翻訳の仕事をしていたのだから、語学をマスターすることが、すなわち手に職をつけることである。

330 :何語で名無しますか?:2009/12/16(水) 10:35:18
20か国語の知識が薄っぺらいペラペラってことなんだろうな。
外大生なんて卒業したら専攻語がデリートされるのがデフォ。

 著者は複数言語の通訳・翻訳の仕事をしていたのだから、プロとして通用する知識があったに決まっている。また、著者は東京外国語大学を中退している。卒業はしていない。

 17も313も330も、十中八九『20ヵ国語ペラペラ』を読んでいない。その証拠に、著者の職業や経歴すら把握せず、頓珍漢なことを言っている。大方、タイトルだけを聞いて、「趣味で多言語を学習している非専門家の話」だと勘違いしているのだろう。

23 :名無しさん@1周年:01/09/25 18:59
ムツゴロウさんの知り合いで
十何カ国語を話せる人がいて
そのひとはすべての言語をトイレで本を読んで
覚えたそうだ。

 動物学者の日高敏隆のエピソードである[2]

40 :名無しさん@1周年:02/04/04 21:16
20か国語ペラペラって、あのハゲかかったおじさんでしょ?
懐かしいなあ、いまはツルンツルンなか?それともズラかな?


43 :名無しさん@1周年:02/04/14 14:03
>>40
あの写真の顔、異様だよ。「大量殺人犯」みたいだ。

 文庫版に載っていた後年の写真では、禿頭の好々爺になっていた。

45 :名無しさん@1周年:02/04/20 01:29
多数言語習得者の動機って実際なんなんだろう?
一般人として生活するには、商社でも英語+1~2あればいいのに

英語+もう一個をきちんとできないうちにエクスプレスや四週間で
多数の言語の最初歩を勉強して悦に入ってる人多くありませんか?
教養だとしても、言語の数を増やすよりも学んだ言語のいくつかで
しっかりした一級の書物を読む方が有意義だと思うのですが・・・
(私も多言語学習者なのだけども)

さしあたり言語数を増やしたければ、ラテン語とパーリ語だと思います
ドカンと増えるからね


46 :名無しさん@1周年:02/04/20 05:25
>多数言語習得者の動機
好奇心。趣味ですね。
言語マニアの気持ちはわからんでもない。
一般的には実益をもとめてやるわけではないです。
20カ国語を「マスターした」というが、
「日本語並に使えることばはいくつか?」の問いに対して
「ひとつもない」ときっぱり答えている。

>43
「極左暴力集団メンバー殺人犯指名手配中」みたいな
ポスターで交番の前とか銭湯に張ってあったら似合う
顔だね。

 世の中には、多言語習得自体に価値を見出すマニアが一定数存在する。私自身もその端くれである。文庫版の解説に書かれているように、多言語に惹かれる人は、いわばそういう「種族」なのだ。現世利益は二の次なのだ。

68 :名無しさん@3周年:03/02/22 19:48
3ヶ国語までは努力すれば普通の知能なら習得できるらしい。
4つ目からはセンスの面もあるらしいが。
実際やってみなきゃね。


70 :名無しさん@3周年:03/02/24 14:05
>68
同意。第三外国語までなら、一般に東大の上位十パーセント層なら
やりこなすと言われている。僕も、やはり一番スタンダード(?)に
英仏独はこなす。僕は自分が標準的な頭脳の持ち主だと信じている
から、せいぜいそんなもんだ。僕は東大出身者じゃないが・・・。
舛添さんの著書の中に、20ヶ国語は当たり前の研究所という項があった
が、その人の親が、父親がロシア系、母親がフランス系で、その先祖に色々
混じっていたら、相当外国語に関しては有利だよね。
家庭環境がそういうことを有利にするものであったのなら、
別段驚かなくてもいいだろう。それに、コーランを訳した井筒としひこ
(漢字忘れた)さんも、逝去される前は、16ヶ国語は楽勝だったようだ。
しかし、同じ20ヶ国語でも、アラビア語とかペルシャ語とか、あと
超激辛のサンスクリットが入っていれば、全然訳が違うしね。
僕は、英仏独に中国語とロシア語をスペイン語を加えた六ヶ国語を目指す。
それで、十分だ。

 東京大学で第三外国語を習うのは、成績上位の学生ではなく、第三外国語が必要な学生や第三外国語に興味のある学生である。
 学業成績と第三外国語の履修状況には、あまり関係がない。このことは、第三外国語が必要な専攻に進学する人が必ずしも好成績を収めているわけではないことからもうかがえる[3]
 また、優秀な学生は大抵要領がよい。必要もないのにわざわざ第三外国語などという手間のかかる科目を受講したりはしないのだ。

116 :質問です!:03/11/23 12:29
シュリ~マンって何語が喋れたんですか?確か20ヶ国語喋れたって友達から・・・
ってのも友達がシュリ~マン超えろなんて無茶言うから・・・・。


118 :名無しさん@3周年:03/11/23 18:47
>116
ここに「シュリ~マン」と書き込む間に検索エンジンなら答えをだしている。
ふざけるのもいいかげんにしろ!


152 :名無しさん@3周年:04/11/23 18:22:05
>116シュリーマンは10数ヶ国語を理解できたが話すことはできなかった、だと思う。

 シュリーマンは外国語を話すことができた。オランダで働いていた22歳の頃には、ロシアから来た商人とロシア語で交渉できるようになっていたという[4] [5]
 大体、シュリーマンはロシアやアメリカで商売をしたり、フランスで大学の聴講生になったり、ロシア人やギリシャ人と結婚したりしているのだ[4] [5]。話せなかったと考える方が不自然だ。

156 :名無しさん@3周年:04/11/24 23:41:11
>>152

古典ギリシア語とか、ヒエログリフだからじゃない?

読めれば十分でしょ。

 シュリーマンが古典語の学習を始めたのは一財産を築いた後。若い頃は、商売のためにいくつもの現代語を習得した[4] [5]

157 :自転車小僧 ◆IBmI/K76EY :04/11/25 00:02:39
>152
シュリーマンは外国語を覚える時にはその言葉で書かれた聖書を丸暗記したそうだ。

 シュリーマンは小説を暗唱して外国語を覚えたという[5]。聖書ではない。

169 :名無しさん@3周年:2005/04/08(金) 17:26:19
昔は(どれくらい昔かはわからないが)何か国語もできる人が翻訳で重宝されましたが、現
在は専門化が進んでそういうのは古き良き時代の話になってしまった。知り合いが翻訳会社
を経営しているが、やはり20か国語くらいできるという人が応募してきた(多言語の勧め
のような著作もある人だった)。マイナーな言語で用があるかもしれないと一応登録したの
ですが、結局一度も発注する機会がなかった。欧州でもアジアでも業務用の書類は英文を寄
越すことが当然になってしまったので、マイナーな言語を頼むことがほとんどなくなってし
まったため、英語が専門の人だけで足りる。しかも英語の中でも、特定分野に深い知識があ
るか日本語能力が高い人が優先される。まあ、当然と言えば当然のことなのですが。

10年以上前ならチェコ語やインドネシア語のような仕事がたまにあったのですが、近年で
はドイツ語フランス語の仕事でさえ激減してしまっている。通訳や言語学者になるなら、あ
るいは趣味で外国語を楽しむのなら何か国語覚えようと自由ですが、日本国内でビジネス翻
訳で稼ぐなら英語で特定の分野に強くなり、日本語を磨くのがベストのようです。中国語は
結構需要があるようですが、これも将来どうなることか。

個人的にはややつまらない状況になったと思います。たまたまこのスレが目についたので雑
感を書いてしまいました。長文スマソors

 英語以外の言語への翻訳や、英語以外の言語からの翻訳が必要になるケースは珍しくない。外国の役所とのやり取りは、その国の公用語でおこなうのが原則だからだ。重要性の低いものならば重訳や機械翻訳に任せることもできるが、重要案件だったらそうはいかない。翻訳者に頼む必要がある。

171 :名無しさん@3周年:2005/04/09(土) 22:56:44
>>169
まあ、そうだろうし、その通りなんだけど、
その20種類話せる人を「一応」登録する会社にも問題はなかっただろうか。
中国語を訳したいなら中国語専門の会社に行きたいし、タイ語ならタイ語専門の会社に行きたい。
「一応」無限に言語をやる会社になんか誰が発注したいものか。

 大手の翻訳会社は多言語に対応している。例えば、サン・フレア70言語以上DHC44言語以上を取り扱っている。
 だが、171はそれを知らない。大方、翻訳会社は個人事業に毛が生えたような零細企業しかないと思っているのだろう。当然、実際に翻訳会社に発注したことなどないのだろう。

189 :名無しさん@3周年:2006/05/08(月) 09:07:59
日本でいろいろな本をだしてもらいたかった。アメリカにいくメリットって
あるのだろうか。日本であれだけ有名になったのに。


190 :名無しさん@3周年:2006/05/08(月) 09:35:19
>>189
本は出しているじゃないか、そのぺらぺらというやつを。
話せる奴が人にうまく説明できる本が書けるかどうかは別。
また、英語なら学習本は需要が足りているし、その他言語は専門でやっている奴より実力はないだろう。
いろんな言語の学習本を書けなかった事実が20言語ぺらぺらでなかったことの証明。


191 :名無しさん@3周年:2006/05/08(月) 10:24:02
>190
「語学で身を立てる」を読んでいたら種田さんのエピソードがでていました。

種田さんを知っているあるフランス人が「種田氏のフランス語はこれまで
世話になった通訳の中で突出していた。」と絶賛したそうです。ところが、
フランス語は氏にとっては得意な方から数えて8番目くらいの外国語で
しかなかったという話です。


192 :名無しさん@3周年:2006/05/08(月) 10:34:02
>>191
エピソードで終わっているだろう。
長期フランスに滞在したことのないフランス語よりフランス人と日本人の
ハーフのフランス語のほうが世間は信用するんだよ。
少なくとも言えるのは種田はフランス語に関する名書を書いた事実はないんじゃないの?
エピソードだけなら、ヒッポという団体だってある。

 「世間」はともかく、プロの世界はそうではない。種田輝豊本人が書いている通り、国際会議の仕事で「外人が外人であるという理由だけで日本人より優遇され(p. 126)」るようなことはない。ハーフということだけが売りの人など、「マスプロ式会話学校(p. 169)」の「インスタントの代用教師(p. 218)」になるのが関の山だろう。

193 :名無しさん@3周年:2006/05/08(月) 10:38:22
あと通訳してもらった側は通訳の実力を判定できない。
判定できるのはフランス語の偉い先生だけだ。
なぜなら言語からの訳が適切かどうか判断できないからだ。
あがり症とか正直な人はダメな通訳だと思われるし、
堂々とアドリブで嘘を付ける人は実力が無くても立派な通訳だと思われる。


195 :名無しさん@3周年:2006/05/13(土) 23:09:51
>>193
通訳の実力はさておき、フランス語の力は相当なものだったんじゃないの?
デーブ・スペクターの通訳なんて信頼していいのかどうかわからんが、
あの日本語力はたいしたもんだといっていい。
それと同じ(かな?)。


196 :名無しさん@3周年:2006/05/13(土) 23:38:46
>>195
デーブは日本人と結婚して日本に長く住んでいる。
少年時代から日本人の友達を持っていた。
だからデーブの英語日本語間通訳は信用できるがデーブによる英語ドイツ語間通訳など誰も信用しない。
種田はフランスに住んだことがない。
種田はアメリカ在住だけのただの英語人であり、英語以外の実力など誰も信用しない。
口で20ヶ国語できるとかなら誰でも言える。
しかし、20ヶ国にそれぞれ10年ずつ住んでからそう言った人はいない。
今ならインターネットや衛星放送などで住まなくとも他国の情報はある程度得られるが
種田の幼少、青年時代はそんなものはなかった。

 年配の人は外国語の発音やリスニングが苦手だが、若い世代は外国語の発音やリスニングが得意というイメージがある。だが、それは正しくない。世代に関係なく、大半の人は外国語の発音やリスニングが苦手だという[6]。インターネットや衛星放送があっても、外国語の発音やリスニングが得意な人が増えたわけではないのだ。

 いくら環境が整おうと、本人が頑張らなければ多言語を習得することはできない。だから、マルチメディアが発達した現代でも、ポリグロットはごく一握りしかいない。
 一方、多少環境が悪くとも、本人の努力次第では多言語を習得できる。だから、教材が乏しい昔であっても、ポリグロットになる人はいたのである。

197 :名無しさん@3周年:2006/05/14(日) 14:53:56
>>196
世の中には、語学の天才というのはいるもので、一言語について、多少系統の違いで
ばらつきはあるものの、平均して1年でほぼ読み書き聞く話すが流暢にできる
人間が、1千万人に1人はいる。

私は米国人の外交官で、英語はもちろん、大学時代の専攻だったフランス語、
夫人の母語のスペイン語、それに近いからポルトガル語、さらに駐在していた
日本語、中国語が読み書きも含めて流暢にでき、おまけに台湾駐在で1年で
台湾語が流暢にでき、その後ブラジル赴任した(もちろんポルトガル語)という、
ほとんど化け物みたいな人物にあったことがある。

語学の天才というのはいる。それは数字を記憶する天才がいるように。

ベルリッツの創始者もそうだった。

多分、種田もそういう人種の一人。
だから、「英語しかできないただの英語人」とは一概にはいえないだろう。

ただ、このテの人種は一種のキチガイで、カタワでもあるので、普通の人間が
持っている別の能力が決定的に欠けていたりする
と思う。種田はおそらく数学能力はあまり発達していなさそうだし。

>しかし、20ヶ国にそれぞれ10年ずつ住んでからそう言った人はいない。

それは常人を基準にした物言い。天才には通用しない。
別に住んだことがなくても、ある外国語で翻訳や通訳で稼いでいる人なんて
ザラにいるんだよ。あなたが世間を知らないだけ。
天才というのはいるんだよ。それを認めろや。

 著者は高校入学までは全科目にわたって好成績を収めていたという[1]。「一種のキチガイ」でも、「カタワ」でもなかった。

198 :名無しさん@3周年:2006/05/14(日) 14:58:32
>今ならインターネットや衛星放送などで住まなくとも他国の情報はある程度得られるが

君の説が正しいなら、インターネットが発達している日本や米国で、
外国語習得者が多くて当たり前だが、現実には日本と米国の外国語
習得能力は世界で最も低い。

英語国でもないのに英語がうまいのが多いのは、アフガニスタンとか
コソボとか、そうした戦乱で大変な地域だったりする。

言語は必要性。コソボの難民は、英語ができるかどうかが死活問題。
だから英語を必死になって覚える。
日本人は英語ができなくても死ぬことは絶対ないので、英語は上達しない。

>種田の幼少、青年時代はそんなものはなかった。

そんなものがあろうがなかろうが、種田のような天才は、すぐに覚える。

お前は世の中がわかっていない。特異能力というのはあるものだ。
山下清やアンリ・ルソーは知能は白痴だったが、絵画の能力だけは
発達していた。

高校とかでも、国語は満点で数学や物理が零点(私はそうだった)とか、
逆の場合もあった。
一人一人能力とか方向性は違う。


201 :名無しさん@3周年:2006/05/14(日) 22:29:07
山下清のような特異能力の持ち主は確かにいるらしい。

一度読んだ本は全部暗記してしまう男をテレビで見た。
内容を覚えているのではなく、カメラで撮ったように一字一句
すべて覚えているらしい。

また別の男は数字に対する能力に秀でていて、ある数字が
素数かどうかが瞬時にわかるという。判断の方法は感覚的で、
この数字はざらざらした感じがするから素数でないとかのようにね。
この男に1週間でアイスランド語覚えさせたら、たどたどしいかったが、
見事に会話していたよ。

ただ、このふたりはうまく社会に適合できないという問題を抱えていた。


223 :名無しさん@3周年:2006/11/02(木) 16:44:05
ネットで近所の図書館の蔵書を検索してもヒットしなかったのに、
図書館内の端末で検索したら見つかった!
早速借りてきて読んでるよ。
もっと勉強法モノっぽい本かと思ったら、なんか自伝みたいだね。

>>201
サヴァン症候群ね。
でも、サヴァンでもないのに一瞬みただけで本の見開きページを丸ごと記憶できる人っていますよ。
ペラっ、ペラってめくっていって、一冊読むのに10分程度で、
読んだ内容を記憶してるだけじゃなくって、
ちゃんと噛み砕いて人に説明したり、ここは違うんじゃないかと思うとかいったりできる。
訛りはあったけど、彼の英語は完璧で、彼が書いた英文はネイティブも絶賛してた。
・・・と彼にあったことのあるひとからきいた。

>>204
英語で言ったら英検2級か準2級レベルのものもあったみたいですよ。


239 :名無しさん@3周年:2007/01/17(水) 11:01:09
九千冊の本を暗記する男 ― サヴァン症候群とは
ttp://x51.org/x/05/12/1952.php

この中には出てこないけど、サヴァン症候群で20ヶ国語できる
という人がいる。イギリス人だったと思うけど、ヨーロッパの言語だけではなく、
中国語日本語もできるという。最近韓国語の勉強をしているとその番組では
言っていた。

 サヴァン症候群の話は一般受けする。「天は二物を与えず」という下種な信念を裏づけてくれるからだ。
 ぱっとしない人は嫉妬心を募らせ、「才能のある人には重大な欠陥があるに違いない」と思いこむ。そして、サヴァン症候群の話を聞いて自分の思いこみが正しかったと再認識するのだ。
 実際は「天才=サヴァン症候群」ではない。才能があっても障碍がない人などいくらでもいる。

322 :何語で名無ししますか?:2009/12/14(月) 10:35:56
ヨーロッパ人だと思ってXX語を試したけどダメ、○○語を試してもダメ・・・
いくつか試して最後にスウェーデン語でやっと通じたっ!!って書いてるけど
要は何か国語もできるんだぜーって自慢したかっただけなんだよなwww


325 :何語で名無ししますか?:2009/12/14(月) 11:15:12
言葉の通じない外国人が、身分証明になるパスポートを提示しようとしないというのが嘘くさい。
フロントで通じないならパスポートを出して自国の大使館に連絡を取ろうとか思わないのか?
またはフロントがその程度の機転の利かないボンクラぞろいなのか??


328 :何語で名無しますか?:2009/12/15(火) 21:29:34
だから、本書をよんでないひとに、
ホテルマンが対応に困り果てて、助っ人として彼を呼びつけた、
という下りがある。
ホテルマンが困り果てるということは、この爺さん、意思疎通に
相当問題あった。「彼」以前にホテルマンのやり取りが問題。


329 :何語で名無ししますか?:2009/12/16(水) 10:13:29
その下りも自己マンセーのための複線だったりするかもね。
ところでこのスウェーデン人の爺さん、予約も入れずに飛び込みで宿泊しに来たのか?


327 :何語で名無ししますか?:2009/12/15(火) 10:15:54
さすが外語大の英米学科の人は語学が堪能なんだなーって
夢を見ることができた時代の産物なんだよね

 本の冒頭に収められたこのエピソードに対しては、別のスレッドでも突っこまれていた。

19 :何語で名無しますか?:2022/06/04(土) 08:00:32.34 ID:CIfHZuOg0
昭和の本はエピソード捏造なんて当たり前だったからな
そもそも簡単な英語も分からない人がどうやってあの時代に極東まで旅行してホテルにチェックインできたのか

著者の努力や語学力はすごいのに、しょうもない嘘エピソードで本の価値を下げてるのが残念


「20ヶ国語ペラペラ」復刊!

 コラムニストの唐沢俊一氏は、次のように述べている。

昭和三十年代には、活字に対する信奉の度合が、今とは比較にならぬほど大きかった。自分が書き手に回ることなど思いもよらない一般読者にとっては、いやしくも商業的出版物の内容に、なんだこれはとツッコミを入れること自体、不遜なことだという思いこみがあった。と学会的な、内容へのツッコミが読書人の常識の態度となるのは、昭和も最末期になってからのことなのである。
 逆に言えば、それまでの著者は本当に書き放題、言い放題が通ったわけで、いい時代だったとその頃を回顧する書き手は多いことだろうその分、当時の本を読んで物足りないのは、その油断からか、ワキが甘すぎることにある。

「「竜は恐竜の霊魂である」鷹揚なよき時代の鷹揚な心霊本」 唐沢俊一 (『トンデモ本の世界S』 と学会 太田出版) p. 300

 『20ヵ国語ペラペラ』の初版は昭和44年だが、状況は昭和30年代と同じであっただろう。いい加減なことを書いても突っこまれないのだから、書き手は平気で雑な作り話を盛りこむ。唐沢氏が取り上げているような与太本だけでなく、『20ヵ国語ペラペラ』のような真っ当な本も同様だったのだ。
 種田輝豊が多言語の翻訳・通訳の仕事をしていたのは事実であろう。高校入学までは学業成績優秀であったことも間違いあるまい。一方、冒頭のエピソードは怪しい。
 だが、それを差し引いても、多言語習得の物語としての価値は損なわれない。『20ヵ国語ペラペラ』が名著であるゆえんである。


 昨年文庫版として復刊し、容易に買えるようになった『20ヵ国語ペラペラ』だが、かつては長らく入手困難であった。にもかかわらず、このようなスレッドが9年近くも続いていた。さすが、49年のブランクを超えて復刊するに至っただけのことはある。


[1] 『20ヵ国語ペラペラ』 種田輝豊 ちくま文庫
[2] 『トイレで笑える雑学の本』 プランニングOM〈オム〉:編 講談社+α文庫
[3] 進振り底点一覧
[4] 『シュリーマン・黄金発掘の夢』 エルヴェ・デュシエーヌ:著 青柳正規:監修 創元社
[5] 『古代への情熱』 シュリーマン:著 関楠生:訳 新潮文庫
[6] 『その他の外国語』 黒田龍之助 現代書館